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INTERVIEW

お施主様インタビュー キッチンスタジオのある家

ご友人が建てたKIBARIの家に感動、そしてご自身もKIBARIオーナーとなったIさん。都内マンションのご自宅時代から料理教室を運営されてきたこともあり、キッチンまわりはセンスの光る仕上がりに。その料理教室は、なんとKIBARIショールームでもコラボ企画がスタート。素敵な循環を生んでいるIさんにお話をお聞きしました。

I様 以前は都内マンションに住んでいました。持ち家でしたが築45年も経っていたので、そのうち戸建てを、と考えていました。経営コンサル業と兼業で、自宅で “鮮魚を丸ごとさばく”を体験にした料理教室を運営していることもあり、その仕事柄、海の近くがよかったので、最初は「千葉?湘南?熱海もあり?!」とエリアも漠然としていました。
そんな中、大学の友人のHが開成町でKIBARIで家を建てたというので、話を聞きに家に遊びに行きました

当山そんな流れでHさんよりIさんをご紹介いただきました。

I様 友人の紹介でしたので信用もありますし、何よりHの家がよかった!こんなすごい家が建つのかと思いました。

当山 2021年の5月に初めてIさんとオンラインでお話しました。その後にI様のお宅の他にも実際に建っているKIBARIの家を数軒見学していただきました。

I様 土地探しのエリアは湘南で絞ることにしていました。葉山は土地勘もなくアクセスも少し不便なイメージがあったのですが、逗子駅までバスで10分程度に住宅街があり、都心へのアクセスもよいということで候補に入れました。
並行して実際のKIBARIの家を見学できたのも大きかったですね。外観の木貼りをどんな風にするかなど、とても参考になりました。

当山 そうですね、最初は総木貼りではなくツートンがイメージだとおっしゃっていましたが、実際のKIBARIの外観を見ていただくうちに総木貼りに決まりましたね。
外観はカラマツの総木貼り、カラーはブルーグレーのIさん邸

− 設計プランはどのように決めていったのですか?

当山 ご友人のHさん邸の設計デザインは宮﨑が担当していて、その家を気に入ってくださったこともあり、Iさん邸も宮﨑が担当しました。決まった土地を宮﨑と一緒に見て、真南方向に空が抜けていて山並みが広がっていたので「これは絶対2階リビングだね〜!」と話をしました。

I様 最初私たちの中では1階にリビングというイメージだったんです。「こういうプランを考えています」と素人なりに間取りを書いて宮﨑さんにお渡ししました。設計プランのご提案をお持ちいただいた際、まずは私たちの希望どおりの1階リビングプランを見せていただきました。それから宮﨑さんが「私なりにベストなプランをご用意してみました」と、2階リビングのプランもご提案いただきました。それがすごく良くて!

当山 最後にお見せしましたね。こちら側で「一番いいな」という案を最初にお見せしてしまうと、それは押しつけになってしまいますから。

I様 ちゃんと自分たちのイメージを汲んだものをご用意いただきながら、最後に想像もしなかったプランを見せていただいた、この順番にも感動しました。

当山 お施主様がやりたい(+建築家のフィルターをとおした)プランをまずお見せして「そうそう、こういうことをイメージしていました」という共有は大切です。その上で、設計者の目線で見ると「この土地の利用の仕方はきっとこんな方法もありますよね」というものをお見せする。そうすると、お施主様にも納得感がでるのだと思うのです。

I様 お客さんの言うことだけをやる人と、やりたいことを汲みつつ一歩上をやってくれる人がいると思うのですが、チームKIBARIはその後者をやってくれましたね。流石だと思いました。
宮﨑さんには2階からのビューが最初から描けていたのですね。

山並みを望む2階のリビングからの風景。山は四季折々に色を変えて、春には山桜で美しい桜色に染まる

− 料理教室をされているIさんがキッチンでこだわったポイントはどんなところですか?

I様 KIBARIと出会う前は、キッチンはスタイリッシュで比較的金額も抑えられるgraftekt(グラフテクト)で二型の形状のものがいいなと考えていました。その後KIBARIと出会い、KIBARIの標準仕様のオーダーキッチン(IMPACT社製)も紹介していただき比較対象に入れました。

当山 プランを練っていく上で、キッチンは二型ではなく現在のカウンターテーブルと合わせたコの字型に落ち着きましたね。

I様 どちらのメーカーにも見積もりを取ってもらいましたが、金額もほとんどかわらず今のものに決めました。

当山 フルオーダーができるオーダーキッチンが良いという結論になりましたね。

I様 仕事柄、キッチンにはこだわりが強かったので、やりとりを何度もお付き合いいただきました。最終局面で「キッチンの床を下げたいのですが」とお願いをしてしまったり。
理由はカウンターテーブルに座っている人とキッチンに立っている人との目線が合う様にしたいと思ったからです。

当山 そうでしたね。構造のやり直しだな…、という段階だったのですが、Iさんの理由を聞いたときに、プランの特徴にもなるし「僕らも、それやりたいな」と思ったのです。

I様 結構なムリを言っている自覚もありましたので、この段階での変更は難しいとなれば諦めると覚悟していたのですが、「ぜひやりましょう!」と。まさかそんなふうに言ってくださるなんて思ってもいなかったので、そこはすごく感動ポイントでした。

床を一段さげたキッチンスペース。こだわりの詰まったコの字型で、足元の収納棚はテーブル側からは見えないよう配慮されている

− カウンターテーブルに座ると、まるでお店にいるみたいで居心地抜群。寸法などにも秘密がありそうです。

I様 カウンターテーブルは『ダイニングテーブルの代わりにする』というコンセプトで作りました。奥行き50cmくらいあれば人は食事ができると結論付けて、そこに料理ができるスペースを足して、90cmのコの字型にしました。コの字の階段横の辺は、人の往来を考慮して奥行きを狭くしているのも、使い勝手よく考えていただきました。

当山 作り手の工夫でいうと、このテーブルは大工工事による造作にしました。現場で直接製作するということです。これを引き出しなど複雑な作りにする家具工場での製作にすると、コストが余計にかかってしまうので、全体の予算のバランスをみながらこのテーブルの様にコストを抑えられる方法を色々と検討しました。

I様 この奥行きがあれば、まな板が余裕で置けるので、魚を捌くところを同じ高さの目線で楽しんでいただけるし、盛り付けをしたらすぐにお客様に提供できる。ちょっとしたダイニングテーブルよりも大きいですね。完璧なサイズでした。

広々としたキッチンカウンター。取材当日は、季節の食材を使ってランチをご用意いただきご馳走になりました

− KIBARIショールームの大好評イベント「魚おろし体験〜料理研究家が教えます」、コラボ企画のきっかけを教えてください。

当山 たまプラーザにあるKIBARIショールームには体験型キッチンがあります。水道もガスも完備、食器もキッチン用品も揃えていて、リアルな使い勝手を体験していただける様になっています。こんなショールームは珍しいですから、キッチンを使って「何かイベントでもできたらいいね」と考えていました。そこでIさんと知り合うことになり、これは相談するしかない!と。

I様 KIBARIショールームに家の打ち合わせでうかがった際に、当山さんから「Iさん、ここで地域の人向けに料理教室してくれませんか?」とお話をいただきまして。おかげさまで、好評でもう3回目になりましたね。

当山 KIBARIショールームで料理教室を体験された方が、その後、Iさん邸の料理教室にも参加されたりと、輪が広がっています。

I様 輪が広がるってワクワクしますよね。ついでに、当山さんはガツガツした営業がまるでないので、ショールームといっても敷居が高いイメージがなく、そんなところも参加される方に好印象なのかなと思っています。

予約がすぐ埋まってしまう大好評の料理教室。メニューは朝獲れの鮮魚を使ったカルパッチョやペスカトーレなど季節によって変わるので、何度も行きたくなる

– KIBARIの見学会があれば、KIBARIオーナー様が自邸が建ったあとでも遊びに来てくれると聞きました。

当山 KIBARIオーナーのみなさまは、KIBARIに愛着を持ってくださり、建てた自邸を快く見学させてくださいます。

I様 そうですね、KIBARIで家を建てた人は、皆さんもれなく愛着を持っていると思いますから。自邸もお見せしたいし、別の方が建てたKIBARIも見たい!
前に家に遊びに来てくれた友人が、このKIBARIの家と私のライフスタイルをすごく気に入ってくれまして。家づくりを考えているということだったので、当山さんを紹介させていただきました。

当山 ありがとうございます。ご紹介いただいた方は、今、一緒に土地探しをしているところです。みなさま、素敵なお家を見て刺激になり、そして建てられた自邸を見せる、といういい繋がりが生まれています。

I様 私も直近の見学会に行きました。そこでこれから家づくりを考えている方と話し込んじゃって(笑)。売り手側の当山さんがお話しになるよりも、施主である私自身の実際の経験談を聞く方が、きっとリアルに感じられるのだと思います。

当山 おかげさまで、その方はすごく刺激を受けていらして、後日プレゼンすることになりました。

I様 ぜひ、KIBARIで建ててほしいですね!

取材後記
撮影当日は、取材が終わるとIさんがお昼ご飯を振る舞ってくださいました。丁寧な仕込みが施された魚が並べられIさんの説明が始めると、そこはまるでライブキッチン。贅沢な時間となりました。
Iさんのキッチンに込める想いをKIBARIのチーム全員が共有することで、このキッチンのカタチになりました。構造の見直しをしてでも実現すべきだと判断し、逆に、オーバーした予算をどこでバランスをとるかを再考する。建築プロデューサー、建築家、工務店のそれぞれの専門家がチーム体制を組んでいるKIBARIの強みが存分に発揮されたカタチだと思います。

さて、気になるIさんの料理教室情報を。「クックバル葉山」は、地産地消にフォーカスした体験料理教室となっています。魚さばきの体験に加えて、地元の漁港や鎌倉野菜の直営所を訪れるツアー、地域の陶器屋さんの食器を使った盛り付け術も好評です。地元の人も遠方の人も、葉山の魅力を存分に味わえ、そして実際にKIBARIの暮らしを身近に体験できる空間となっています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
Instagram@cookbarhayama

【KIBARI STUDIO】たまプラーザショールーム

【KIBARI STUDIO】たまプラーザショールーム

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