KIBARI SPIRIT信州カラマツへの想い
KIBARIの最大の特長は、なんといっても信州カラマツの外壁。
それは、家にとっての強さと美しさだけでなく、森へのやさしさも
兼ね備えています。日本の固有種であるカラマツで、
日本のゆたかな住宅をつくります。
外壁に「信州カラマツ」
を選んだ理由
外壁材にふさわしい
強度と耐久性
長野の寒冷地で育つ信州カラマツは、環境から身を守るために油分を多く含んでいます。この油分のおかげで水に強く、防腐や防虫の役目も果たすため、長期にわたり建物の外側を守る外壁材に適していることが分かります。また、降雪にも耐えられるように進化した信州カラマツは、硬くて粘り強く強度があります。一方、ねじれながら伸びるのが木材としては課題でしたが、長年にわたり乾燥と製材の技術を進化させることでねじれを克服しています。

美しい木目と
経年変化による味わい
季節による成長速度の違いから、信州カラマツの年輪には色の濃い冬目と薄い夏目が生じます。この緻密な濃淡の連続が、美しい木目をつくり出します。また、耐久性に貢献する油分が、見た目にもいい影響を与えてくれます。油分のコーティングにより表面につややかさが生まれ、飴色に経年変化していくのです。この変化を劣化ととるか美化ととるかは人それぞれですが、住む人の人生に家も付き合ってくれているととらえると、デニムのような愛着がわくと思います。

優れた塗装性による
多彩なカラーバリエーション
標高1000m以上の高地で育つ信州カラマツは、細胞がギュッと閉じているため塗料がしっかり浸透し、かつ保持され、塗装することで持ち前の美しい木目がより引き立って見えてくるという特長があります。そんな信州カラマツとの相性がよく、かつ安全基準の高いドイツ製(リボス、オスモ)の塗料を使って豊富なカラーバリエーションを用意しました。色づくりでは“和”のニュアンスを大切にし、ブルーに少しだけ藍色を混ぜるなど日本の風景にマッチするようにしています。

KIBARIの家を建てると、
江ノ島2.5個分の森が
元気になる。
日本の森林はいま危機的な状況で、放置林が災害の原因になるなど様々な問題を抱えています。信州も例外ではなく、森林に関わる人々が“木を使う社会の仕組み”づくりにおいてKIBARIの家は循環型の家づくりを目指しています。「木を切り、活かし、また木を植えるというサイクルをつくることで、森を元気に、社会をゆたかにしよう。」そんな活動から生まれた製品のひとつが信州カラマツの外壁材です。
カラマツは電柱や土木用材によく使われていたことからも、強度や耐久性が高いことが分かります。でも、住宅用として使うにはいくつかの課題がありました。その課題を乾燥や製材の技術を駆使することで克服した信州カラマツの外壁材は、美しい木目や味わい深い表情、優れた塗装性といった魅力にあふれていました。
信州カラマツを床面積30坪分の家の外壁材に使用した場合、約1haの森林を将来に向けて維持させることに貢献します。1ha=10,000m²。これはおよそ江ノ島2.5個分の面積です。KIBARIのオーナーからは「家を建てることで森が少し元気になったと思うとうれしい」という声を多くいただきます。

循環型の家づくりの一環として、KIBARIのオーナーと
一緒にカラマツの植林活動を行っています。