いざ、宮崎へ(宮崎視察①)
設計担当の宮﨑です。
先日KIBARIスタッフ皆で宮崎県に行ってきました。
出張の目的は
宮崎県の飫肥杉(オビスギ)の製材所を視察すること
なんと宮崎県は杉素材生産量日本一なのです。
飫肥杉(オビスギ)は種から苗木を育てる方法ではなく
”さし木”で苗を育てる方法で植林されてきた宮崎県一体で植栽される杉の総称だそうです。
優秀な親木の”さし木”のため、種から育てるよりも性質のばらつきが少なく
安定した木材供給ができるそうです。
まず向かったのは山間にある広さ22,000坪を誇る製材工場
この大きさでも県下では3番目ぐらいとのことですので製材業が盛んなことがうかがえますね(写真の丸太ヤードだけでも10,000坪あります・・・)
コチラの工場では、ほぼすべての工程がオートメーション化されていて
これだけの広さを40名の方でこなしているそうです
労働環境にも配慮されているそうで若い従業員の方が多かったのが印象的でした。
加工の際に出た木材チップやオガクズはバイオマスの燃料や飼料に使われ
木材を余すことなく利用しているそうで、SDGsの観点からもかなり先進的な工場だと感じました。
KIBARIでは
木材に携わる全ての人たちが誇りを持って仕事ができる労働環境をはじめ
SDGsの幅広い観点から「フェアーな材料」を積極的に利用して
広い意味で日本の森林が「循環型の森林」へと改善がなされる一助となりたいと考え、
国産材の利用とその材料特性に合ったデザインの提供を行っています。
今回は色々と盛りだくさんの視察でしたので続きはまた次回。
次回ブログでは
飫肥杉(オビスギ)の魅力と性能についてお話したいと思います。
KIBARIデザイナー 宮﨑