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屋久島の森へ その2

前回ご紹介した、屋久島ブログの続きです。

工場で屋久島地杉に関してレクチャーいただいてから、お昼ご飯を済ませて向った先は地杉の伐採場。

残念ながら、強風が収まらず伐採を近くで見学するのは危険とのことで遠くから見学(ほとんど見えなかったので、伐採の音だけを聞く耳学)それでも強風の中で育っている地杉を見ることができたのは価値がありました。

強風の為、杉の背丈は本州杉に比べて低く4~5Mの材料が2本程度しか取れないそうです(本州は4本ぐらい取れるそうです)

 

 

屋久島は見渡す限り森なのですが、

聞いたところによると屋久島の森林率は90%もあるそうです。

そのうちの20%ぐらいが人工林で利用可能な資源(地杉)は樹齢31年以上のモノで99%も占めているそうです。

建材には50年ぐらいのものが適正だと考えても、かなりの材料が建材その他の材料に生まれ変わって、新しい苗を植える循環を必要としている状況のようです。

 

節が目立つ材料なので、室内の壁や天井に使う場合は好みがわかれそうですが

屋久島町新庁舎も見学させていただきました
町長室へも特別に入らせていただきました 床材がいい色を出していますね、テーブルは町民の方から寄付された縄文杉のテーブル(昔は伐採が可能だったそうです)

寝室の床に使うと、足ざわりも柔らかく温もりがあり、アロマ効果もあるので良いのではないかと考えています。

外部にも耐久性がるので使ってみたい素材だと感じました。すでに何件か外部のデッキ材に使用しているので、改めてその仕様感をレポートできればと思います。

日本には本当にいろいろな木材があります。それだけ自然が豊かだということだと思います。

KIBARIでは、気候風土や植林の歴史などを背景に様々な特徴を持った材料をこれからも実際に見て

その材料を適材適所で使い、少しでも森が循環していけるように家づくりでお手伝いできるように頑張りたいとあらためて思いました。

 

設計 宮﨑

【KIBARI STUDIO】たまプラーザショールーム

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